e-sportは、sportか?
最近、e-sportをオリンピックに入れるべきとの話が出ている。
e-sportとは、要はオンラインビデオゲームで競う競技で、今や大手のスポンサーがついている巨大な競技になりつつある。これをオリンピックに入れようとする動きがあるらしい。
私は、これには反対である。
「E-sportが、スポーツだ!」と言う主張は、以前米国であった「ピザは野菜である」の主張と同じくらい滑稽な話だ。
要は、問題は「スポーツの定義」ではなく、「何が金になるか」なのである。
私は、スポーツ選手の一つの役割として、多くの人の憧れとなり、スポーツをすることを一般人に促し、結果として、多くの人の健康を促進する役割があると考えている
もしも、E-sportが、オリンピックに入ったら、多くの子供たちが、選手に憧れ、家でポテトチップスを食べながら、黙々とテレビゲームをするようになるのだ。
考えただけでも、ぞっとする。それなら、数学オリンピックをオリンピックの競技に入れる方が、まだマシだろう。
E-sportが、スポーツかどうかの定義なんて言葉遊びをしていないで、もう少し本質的に何が大切かを考えて議論して欲しいと思う。