生産性を上げたいならば、部下に権利を委譲しろ!
大手企業の場合、大企業病が問題になります。
じゃあ大企業とは具体的に何なのか。
中に入ってみると分かりますが、大企業は、恐ろしいほどの社内手続きと社内調整というくだらない仕事に忙殺されて
結果、行動に移すまでに膨大な時間がかかります。
例えば、今年の計画の資料を半年以上かけて作る場合もあります。
今年の計画が出来上がった頃には、今年が終わりかける始末(馬鹿すぎる...)。
じゃあ、なんでこんなことが発生するのか?
要は権限が分散しすぎていたり、中間管理職に実質的に権限が無いため、結局各部署や一番上の管理職まで行かないと(場合によっては取締役とか)許可が下りないためです。
そのために、各部署や上司に説明するための社内資料の作成、膨大な数の手続きと複数の上司の印鑑を求められます。
社内資料は、課長、部長、本部長、...とどこまでもエンドレスのフィードバックを受けて資料を更新し続ける始末。
社内手続きと印鑑は、複雑化しすぎていいて、ちょっと不慣れな仕事だと社内手続きの手順を調べるために数日過ぎることもざらです。
しかも、担当部署がどこかも曖昧で盥回しされることも良くあります。
一例を挙げれば、USBメモリの購買申請をする際に、amazonでボタン一つで買えるものが、社内の購買手続きと複数の上司の印鑑をもらうために1ヶ月かかり、実際に買うものの値段の十倍以上の人件費がかかけて買うことすらある。
9000円のUSBメモリ1つに人件費見るもの馬鹿らしくなる時間を経過します。
(大手は人の単価も高いから合計すると100万以上かかっている気がする...)
社員のやる気を根本から失わせる害悪としか言えない、酷い状況と言えます。
言わずもがな、もっと一人一人に権限を以上してしまえば、社内手続きも簡略化され、無駄が無くなります。
amazonでボタン一つで買えるのに、部長の上まで印鑑もらった挙句、購買部門に印鑑もらう手続きを、社員がボタン一つで買えれば素晴らしい生産性向上です。
日本では、「生産性向上」と言った途端、残業だけなくして、実際の業務量は同じ。
本社社員が働かなくなり、子会社にしわ寄せして終わりです。
政府の意向に迎合するのも結構ですが、内部プロセスをもっと見直せと思ってしまいます。